「内科」では様々な疾患を対象とします。「総合内科専門医」とは、日本内科学会が定めたライセンスであり、多くの国内学会(消化器、肝臓、循環器、内分泌、糖尿病、腎臓、呼吸器、血液、神経、アレルギー、リウマチ、感染症、老年医学)に認められた、総合的な内科診療を担う資質が必要です。我々、医師自身が日進月歩の医療に学び続け、今日の国民が求める医師像であらねばなりません。国民医療の大きな課題となっている内科的慢性疾患に対して、地域において、常に患者と接し、生活指導まで視野に入れた良質な健康管理・予防医学と日常診療を任務とする高レベルの一般・総合内科専門医こそ、「かかりつけ医」の質を担保するものです。
心臓に原因がある病気(心不全、弁膜症、不整脈など)や血管の動脈硬化に関連する病気(狭心症、閉塞性動脈硬化症など)の診療を行います。胸や背中の痛み、違和感、動悸、労作時の息切れ、失神、手足のむくみ、手足の冷感や歩行時の痛みなど気になる症状があればお早めにご相談下さい。血圧脈波24時間心電図、睡眠時無呼吸検査、心臓エコー検査は基より、頸動脈、下肢血管、腹部全般のエコー検査も可能であり、
また、当院では、心臓リハビリテーションを行っており、適度な運動をご提案しています。
発熱、咳、鼻水、
気管支炎や肺炎などの感染症から喘息、慢性閉塞性肺疾患(COPD)といった気道系疾患、アレルギー咳嗽、間質性肺炎、肺癌まで幅広く対応いたします。呼吸器疾患は長引く咳、痰、息切れといった症状が特徴的です。胸部レントゲンや肺機能検査、動脈血ガス分析を活用して診療致します。アレルギー性疾患と気管支喘息は合併も多く、血液検査でのアレルゲン同定もお勧めです。新しい吸入デバイスにより、喘息やCOPDの治療は進化しています。
糖尿病はインスリン作用不足による慢性の高血糖状態を主徴とする代謝疾患群です。糖尿病の早期症状は乏しく、肥満やメタボリック症候群、生活習慣病が気になる方は、採血検査での確認をお勧めします。進行した場合の症状としては、口渇、多飲、多尿、体重減少といったものがあります。治療を行わない場合は、平均寿命は約10年短くなってしまいます。糖尿病の三大合併症とされる網膜症、腎臓病、神経障害は基より、狭心症、心筋梗塞、脳梗塞等の動脈硬化性疾患が危惧されます。全て生命予後に直結するため、合併症の予防と早期発見に努めた診療を行います。
頭痛、もの忘れ、しびれ、脱力、めまい、けいれん、ふるえ、一過性意識消失、歩きにくい、しゃべりにくい、飲み込みにくい、物が二重に見える、など症状は多彩です。脳卒中、認知症、パーキンソン病、てんかん、片頭痛、緊張型頭痛等の代表的疾患があります。2025年には65歳以上の高齢者のうち、5人に1人が認知症に罹患すると推定されており、社会的な問題でもあります。認知症の多くは、糖尿病や高血圧自体が発症に関連しており、全人的医療が必要とされます。
理学療法、運動器リハビリテーション、神経リハビリテーション、心臓リハビリテーション等、患者さんの身体機能改善のためにお手伝いいたします。継続した運動、ストレッチ等の繰り返しにより、モチベーションアップと共に、徐々に痛みの緩和や身体機能改善が可能です。マイクロ波、ホットパック、トップラー等も利用できます。
高血圧、糖尿病等の生活習慣病から緊急性を要する疾患まで、全ての疾患に対応致します。循環器専門医と総合内科専門医の強みに加え、心臓リハビリテーションにも力を入れて参ります。外傷に対する外科的処置、小児科も含めて、患者さんのご期待に応えるべく、丁寧な診療に努めます。また、必要度の高まる在宅医療にも対応致します。海沿いの美しい街の風景に溶け込み、福岡市西部の地域医療に全身全霊を捧げる所存です。
全てのライフステージで、皆様が最高のパフォーマンスを発揮できるよう、健康づくりをお手伝いします。
●当院の特徴
福岡県内の急性期病院に17年間勤務し、主に循環器内科医として、またここ5年間は救急科で研鑽を積んで開院に至りました。福岡県内でもトップクラスの救急搬送を誇る救急科での経験は、今の私の礎になっています。特に敬遠されがちな小児の救急診療(外傷を含む)から高齢者の複雑な疾患まで幅広く対応できることが強みです。
院長 永田 武士